札幌市とSTV、株式会社映画の空気が共催する『SDGs親子映画上映会』。
今回はディズニー映画『ズートピア』を基に、動物たちが快適に暮らせる環境を守るために私たちに出来ることは何かを一緒に考えました。
上映前のトークセッションには札幌市環境局の佐竹輝洋さん(右)が登場し、円山動物園でも大人気のホッキョクグマについて取り上げました。
ホッキョクグマはその名の通り、北極とその周辺にしか生息していないので、地球温暖化による気候変動で北極の氷がとけたり、エサが取れなくなってしまい絶滅の危機に瀕しています。世界中のホッキョクグマの数は現在26,000頭くらいで、このまま地球温暖化が進んでしまうと、2100年にはホッキョクグマは絶滅してしまうとも言われています。
地球温暖化を防ぐためには、原因となる二酸化炭素の排出量を減らすことが必要です。
そのために私たちができることはなにか、今回の上映会の協賛社『北海道ガス株式会社』ではエネルギーを減らす取り組み「省エネ」について動画を作って、使っていない部屋の電気を消す、などといった協力を呼び掛けています。
また、同じく協賛社『ライオン株式会社』ではプラスチックから作られる「歯ブラシ」のリサイクル活動に取り組んでいます。プラスチックのほとんどは石油から作られているためゴミとして焼却されると大量の二酸化炭素が排出されます。また原料である化石燃料にも限りがあるため、プラスチックをリサイクルすることは持続可能な社会の実現のためにもとても大切なことなのです。
来場時には、協賛社のグッズや商品、さらに札幌市が制作した間伐材製のタンブラーなどのおみやげが配られました。
楽しく映画を見て、地球のこと、動物のこと、自分たちの未来のことを考えるきっかけにしてもらえると嬉しいですね。